【第四回】海外就職成功者インタビュー

フィリピン/M.N/コールセンタースタッフ

こんにちは。

第四回目はフィリピンのコールセンターにてメンバーのリーダーを行っているM.Nさんです。

フィリピンの方特有な性格に頭を抱えながらも、新しい地での楽しい生活について語ってくれました。

日本ではどんなお仕事をされていましたか?

日本では、約10年間スポーツジムの店長をやっていました。従業員のマネジメントやお客様への対応を中心とした業務に就いていました。

そこからフィリピンで働こうと思ったきっかけは何ですか?

もともと海外には興味がありました。アメリカの文化が好きで、大学時代にワーキングホリデーでカナダに行ったり、日本以外の国を体験する事で、もっともっと海外で色々な経験をしたいと思うようになりました。

ただ、ヨーロッパやアメリカなどでの就職は実は現実的ではなくて…東南アジアからまず就職を始めてみるのも一手と言われています。

その中でも知り合いのつてがあったこともありフィリピンを選びましたね。また、フィリピンは英語圏なので、英語を活かせるのも選んだ理由のひとつでした。

そこからは、「いつか働けたらいいな」くらいに考えてました。

実際にフィリピンの友人ができた時に、なんとなく退職も考えていた時期だったので、
海外で過ごすのもありだな」という思いが強くなり、本格的に就職を考えるようになりました。

就職が決まるまでに行ったことは何ですか?

友人などを使って情報収集をすることで、生の声を聞きながら進めました。

語学の勉強やスキル取得などよりも、就職先をどうするか、現地でどうやって暮らしていくかといった情報収集をメインに行動していました。

英語は現地で働きながら、習得しています。

今は何のお仕事をしていますか?

コールセンターのスタッフに従事しています。日本人や現地の方をを束ねるメンバーのリーダーを務めています。


職場へはバスを使って通っています。

バスはとても安いので、交通費はほとんどかからず、1ヶ月の生活費はだいたい、
住居が25000ペソ(部屋の広さはフィリピンでいう1BRというサイズで、
キッチン+リビングルーム+ベッドルームのマンションとアパートの間ぐらいの建物です)食費は外食とか全て込みで10000ペソ、光熱費5000ペソ程度で済むと思います。

日本に比べたら安いですよね。

趣味も1000ペソくらいで海に出かけたりできるので、日本よりはゆとりのある生活が過ごせると感じています。

※1ペソ=約2円程度(2018年4月10日現在)

仕事をするうえで大変な点や楽しい点はどんなところですか?

仕事の面では、東南アジア特有の「ルーズさ」が大変に感じる事もあります…仕事はチームで進めるという考えが強いので、残業もしませんし、叱咤されることに慣れていなかったりすると思いますね。

でも、様々なバックグラウンドを持った人が多いので、その分多くの考え方を吸収する事が出来ますし、一人一人に合わせた対応方法や言葉選びが身に付きますね。

あとは、文化の違いがむしろ刺激となって面白いな、と感じるようになりましたね。

チームで何かを作り上げていくので、メンバーとの関係性構築に力を入れるようになりましたね。泊まりがけのパーティーがあったり、カラオケに行ったり、日本とはまた違うリレーションシップの作り方が学びになりましたね。

まずは、積極的に参加してみるのも手です!!結構学ぶことが多くて面白いですよ。

移住してから変わった事はありますか?

日本人に対する対応はあまり変わりませんが、フィリピン人に対してはちゃんと説明することを心がけるようになりました。

日本の風潮として、一回伝えたことはもう聞かない、といった考えもあると思いますが、フィリピン人は何度も同じことを確認します。

いちいち怒ったりしても仕方がないので、相手の気持ちに立って物事を伝えることはしっかり意識しています。

そういう意味では、色々なことを考えるようになりましたね。

同時に日本って恵まれているんだなぁ、と感じるようになりました。

日本に戻りたいと思いますか?

それは思いますよ(笑)
日本ってやっぱり過ごしやすいし、本当に恵まれているし、素敵な国だとは思うんですよ。

でも、今は海外就職できたことに誇りを持っているし、とても楽しく過ごせているので、しばらくはフィリピンで頑張りたいと思っています。

また、紹介会社や周りの友達が励ましてくれるのは大きいですね。

もちろん同僚も優しいのですが、最近はSNSやメールも発達しているので、いろんな人と連絡が取りやすくなりましたし、いろんな情報を仕入れることができるのは強いと思います。

フィリピンの人を一言で言うとどんな感じですか?

一言って難しいですね…笑
「笑顔がステキ」ですかね。

みんな日本人のことが好きで親日家が多いので、すごく優しく接してくれます。

一方、プライドを傷つけられるのが得意ではないので、そこに配慮しながらコーチングすることも大切なのではないか、と思っています。

また、どうにかなるって考えている人が多いのでおおらかな気持ちになれますね。

海外就職を考えている人にメッセージをお願いします。

仕事をしたい人はチャレンジできる場所が確実にあると思います。
日本よりも人間関係を気にしなければならないので多くの事を考えながら行動する必要がありますが、

それが自分を鍛えるきっかけになっていいと思います

逆にお金を求めて就職するのは難しいかなと思いますね。穏やかな生活やゆとりを持つというのは、限られたお金を使って時間や心にゆとりをもって生活するという意味だと感じますね。

僕自身も行く前は治安についても不安もありましたが、住みやすいエリアに住むとか日々の生活を気を付けるとかを準備しておけば問題ないと思います。物価が高いわけでもないので、良い家にも住もうと思えば住める、といった感じだと思います。

コンビニひとつとっても、お会計も遅いし、すべて売っているわけではないし、
日本とは全然違います。
日本のすばらしさを感じるとともに、自力で生活するってこういうことなんだな、と感じさせられる日々です。

『限られた環境の中でいかに自分を成長させらるか』


それを身をもって体験したいという人は是非海外就職に挑戦してみる事をお勧めします!!!

旅行に行って下調べをしたり、人に聞いたりして情報収集する事も必要ですが、結局は、行ってみないと分からないことも多いので、変な偏見を持たずに就職してみようという力も大切です。

どうしようかな…と考えている方は、まずは行動してみる事をお勧めします。

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