デザイン制作会社にて、デザインの制作、営業、企画、人事総務とマルチで業務に携わっていらっしゃる池田さんにお話しをお伺い致しました。海外で働く事によって身に付くガッツはこれからの人生の糧になるとお話しの中から強く感じました。
様々な業務に携わっていらっしゃいますが、お休みはありますか？
業務量はたくさんありますが、こちらに来てから定時に帰る事がほとんどです。日本にいた時は遅くまで働くのが普通でしたが、ベトナムの方は定時になると帰るので自分もON/OFF切り替えやすいですね。たまに、日本とのやりとりとかで遅くまでかかる事もありますが、LINEなどですぐ連絡取れますし、オフィスにずっと残って仕事をするという事はないですね。
ベトナムにいて楽しいと思う事はどんな事ですか？
ベトナム初という事がこの5年間の中で沢山あって、日本だと当たり前の事がこちらでは新鮮な事なので楽しいです。ベトナム1高いビルが出来た。とかを聞くと生活しててもいきいきする経験です。日系でいうとイオンモールの1号店が出来たら20万人が訪れるとか、出来た時の華やかさや煌びやかさはすごいです。
日本では100年以上前から地下鉄なども整備されていましたが、ベトナムだとやっと数年前から地下鉄整備の話しがあったり…一方でインターネットが普及していたりその差やバランス感覚が面白いですよね～。
日本にいた時はどんな仕事をしていたのですか？
デザインの仕事をしていました。アメリカ等に出張で行っていた事もあり、次の拠点を海外で創ろうとなった時に声がかかりました。ある程度日本で仕事をして思ったのは、良く言えばスペシャリストですが、悪く言えばマンネリ…でした。
海外で仕事をするとなった時、立ち上げで色々大変でしたが、今となっては全てが良い経験で、多少のトラブルも乗り越えられるような強さが身に付きました。
ベトナムにきて池田さんの中で何か変化はありましたか？
精神的なコントロールが出来る様になりました。前は不安でコンサルに頼んだりしていましたが、今はそんな事していられないですし、だいぶガッツが身に付きましたね。ベトナム人は転職回数も多いですし、自分である程度の事をしたと思ったら、給料の良いところに行ってしまうので、マネジメントする時に最初は壁にぶつかりました。頭の中に思い描いていたものと違う事に出くわした時にどうやって合わせられるかが大切です。ただ、ローカルにばかり合わせるのはまた違うので、日本人として働きに来ているのであれば、日本らしい働き方を見せていくことも必要です。
普段はどのように生活していますか？
食事面でいうと、平日は外食がほとんどです。もともと自炊が好きなので、休日は自分で作って食べてます。最初の頃はローカルの屋台とかも食べていましたが、最近は慣れてしまって日本食ばかり食べています（笑）食費はお酒の席がどれくらいあるかにもよりますが、１ヶ月1万か2万円位で済みます。娯楽面で言うと、こちらは娯楽が限られているので、同年代で集まって飲む事もよくあります。あとは、自転車の会の幹部もやっているので、休日はそのメンバーと過ごしてますね。1人でずっと海外にいるのは寂しいので、そうやってサークル活動とかを通して関わっています。(下の写真は日本食屋さんのランチです。日本と変わらぬクオリティ！)
日本に帰りたいと思う事はありますか？
日本以外で働きたいです。日本戻っても働き方も変わっていると思いますし、東南アジアでの働き方のが良いなと思います。日本は控えめだけど、こちらの人ははっきり意見を言ってくるので、そういう仕事のスタイルを自分の中に入れておくと東南アジアに行った時に働きやすいと思います。ただ、日本は日本で保っているクオリティがあるので、どちらにも良いところはあると思いますね。
普段は何語でお話しされてますか？
基本英語です。拙い英語であっても汲み取ってくれるし、変に日本語を通すとニュアンスが変わってしまうので、拙くても英語でコミュニケーションを取る様にしてます。
ベトナム人はどんな人ですか？
良くも悪くも若いです。悪く言えば幼いですし、良く言えばアクティブです。働く女性は活気がありますね。産後も3ヶ月くらいで復帰してしまう位です。
海外就職を考えている方にメッセージはありますか？
まず動く事をお勧めします！！イメージしている事と同じことはほぼないので、イメージと同じなのは1割とか2割位でほぼ違うと思った方がいいです。その中で一歩踏み出して、トラブルとかを解決していきながらステップアップしていくところに海外で働く良さがあります。自分で踏み出さないと何も始まらないので、まずは行動してみる事が1番だと思います。
